弁護士の年収は増えているのか?

弁護士の年収は、必ずしも増えているわけではありません。

2000年代前半までは増加傾向

  • 2000年の日本弁護士連合会の調査によると、弁護士の平均年収は約1,800万円でした。
  • その後、年収は増加し続け、2007年には約2,400万円に達しました。

2008年以降は減少傾向

  • 2008年のリーマンショック以降、日本の経済は低迷し、弁護士の年収も減少に転じました。
  • 2018年の調査によると、弁護士の平均年収は約1,120万円まで減少しています。
  • 2020年の調査では、新型コロナウイルスの影響で、さらに減少しています。

年収は勤務先や経験、担当案件によって大きく異なる

  • 弁護士の年収は、勤務先や経験、担当案件によって大きく異なります。
  • 一般的に、大手の法律事務所や企業法務部門で働く弁護士の年収は、中小の法律事務所や個人事務所で働く弁護士の年収よりも高くなります。
  • また、経験豊富な弁護士や、高額な報酬を得られる案件を担当する弁護士の年収は、そうでない弁護士よりも高くなります。

中央値は945万円

  • 2022年の日弁連の調査によると、弁護士の平均年収は約950万円ですが、中央値は約945万円です。
  • 中央値とは、収入額を低い順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する値のことを指します。
  • 平均年収は、収入額の合計を人数で割った値であるため、少数の高収入者によって大きく引き上げられる可能性があります。
  • 一方、中央値は収入額の分布に左右されにくいため、より多くの弁護士の収入状況を反映していると言えます。

今後も横ばいまたは微増傾向と予想

  • 今後の弁護士の年収は、横ばいまたは微増傾向と予想されています。
  • 弁護士数の増加や景気低迷の影響で、年収が大幅に増加することは難しいと考えられます。
  • ただし、経験を積んだり、専門性を高めたりすることで、年収を上げることが可能です。

弁護士の年収に関する情報源

まとめ

弁護士の年収は、必ずしも増えているわけではありません。年収は、勤務先や経験、担当案件によって大きく異なります。今後も横ばいまたは微増傾向と予想されています。

弁護士の年収について詳しく知りたい場合は、上記の情報源を参考にしてください。

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